気温が下がる季節の赤ちゃんの寝冷え対策とSIDS対策
肌寒さを感じる日が増え、寝具や暖房の準備が始まる季節になりました。赤ちゃんの体調管理で特に気になるのが寝冷え対策ですよね。
ただし、気を付けたいのは、“寒さ対策=厚着やあたためすぎ”は逆効果の場合があるということ。
特に11月は厚生労働省が呼びかける「乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」。暖房や寝具が増えるこの時期だからこそ、温め方には注意が必要です。
この記事では、冬の寝冷え対策と、SIDS(乳幼児突然死症候群)対策を家庭で実践しやすい形で解説します。
室温と湿度の正しい目安(20〜23℃/40〜60%)
赤ちゃんにとって心地よい睡眠環境の目安は次の通りです。
- 室温:20〜23℃
- 湿度:40〜60%
大人が少し涼しく感じるくらいが目安です。寝る前だけでなく、寝付いた後や夜中の授乳時にも温湿度をチェックしましょう。
加湿と換気もセットで
暖房は乾燥しやすいため加湿器の併用がおすすめです。また、短時間の換気で空気を入れ替え、湿度と空気の質を保ちましょう。
服装は「重ねすぎず+スリーパー」が基本
赤ちゃんの寝冷え対策は、背中とお腹(体幹)を温めることが大切です。
おすすめの服装例
- 肌着(ロンパース)
- パジャマ
- スリーパー(着る寝具)
スリーパーが便利な理由
- 寝返りしてもはだけにくい
- 肩が冷えにくい
- 布団が顔にかかりにくく安全性が高い
手足が冷たい=寒いとは限らない
赤ちゃんは体温調節で手足から熱を逃がします。判断基準は手足ではなく背中です。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 背中が冷たい | 寒い可能性あり |
| 背中が汗ばんでいる | 暑い/着せすぎ |
| 手足が冷たい | 正常なことが多い |
迷ったら背中チェックを習慣にしましょう。
温めすぎはSIDSリスクとも関連が示唆
SIDS(乳幼児突然死症候群)は、健康に見える赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなる疾患です。(原因は特定されていません)
厚生労働省や政府広報では、以下がリスク要因として指摘されています。
- うつぶせ寝
- 顔が埋もれるような寝具(枕・厚手の掛け布団など)
- 過度な加温(厚着・暖房の効かせすぎ)
- 喫煙環境
- 母乳育児が予防要因との報告あり
※11月はSIDS対策強化月間です。安全な睡眠環境を見直す良いタイミングです。
睡眠環境づくりのチェックポイント
避けたいこと
- 厚手の布団や大きな枕を使用する
- 電気毛布・湯たんぽを使う
- 赤ちゃんの顔周りに布がかかる状態
やるべきこと
- 仰向けで寝かせる
- 布団は首元まで、顔を覆わない
- スリーパーで体幹を温める
- 寝る前&夜中に室温と背中をチェック
- 喫煙を避ける(周囲の受動喫煙含む)
夜の見守り習慣が安心につながる
| タイミング | 確認内容 |
|---|---|
| 寝付いた30分後 | 背中の汗/布団の位置 |
| 夜中の授乳時 | 室温/顔に布がかかっていないか |
| 朝 | 体幹の温かさ |
短時間のチェックだけで大きな安心につながります。
まとめ:赤ちゃんの冬は「ちょうど良く」見守る
- 室温20〜23℃・湿度40〜60%
- 重ね着しすぎずスリーパー
- 「手足」ではなく背中で判断
- 温めすぎはSIDS対策にも影響
- 11月はSIDS強化月間で見直しを
赤ちゃんにとって冬は初めての寒さ。しっかり守りながら、必要以上に温めすぎず、安心して眠れる環境を整えていきましょう。


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