【体験談】赤ちゃんの頭の形|絶壁・斜頭・短頭とヘルメット治療の判断
はじめに
赤ちゃんの頭の形は、月齢が進むにつれて保護者が気になるポイントのひとつです。特に「絶壁」「斜頭」「短頭」といった形は、見た目や発達への影響が心配され、ヘルメット治療を検討する家庭も増えています。私自身も、娘の頭の形をきっかけに不安を感じ、アプリやクリニックで診断を受けた経験があります。本記事では、その体験をもとに「実際に何が必要で、何が不要だったのか」をまとめます。
赤ちゃんの頭の形で多い悩み
- 絶壁(短頭症):後頭部が平らになる
- 斜頭:左右どちらかに歪みが出る
- 短頭:頭の前後が短く、横に広い形
これらは見た目の印象だけでなく、ヘルメット治療が必要かどうかという判断にもつながるため、多くの親が気にする部分です。
うつぶせ寝が非推奨になった影響
かつては「うつぶせ寝」が頭の形に良いとされていましたが、現在はSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクがあるため、厚生労働省や小児科でも「仰向け寝」が推奨されています。その結果、後頭部に圧がかかりやすくなり、絶壁や斜頭を心配する家庭が増えたのも事実です。
ヘルメット治療とは?
ヘルメット治療は、成長期の赤ちゃんに専用のヘルメットを装着し、頭の形を整えていく方法です。
- 治療開始時期:生後3〜6か月が最適
- 期間:おおよそ3〜6か月間
- 費用:30〜50万円前後(自由診療)
一定の効果があると報告されていますが、経済的・時間的負担も大きく、「本当に必要なのか」という判断が重要です。
アプリ診断は当てにならない?
最近では、スマホで頭の形を撮影・診断できるアプリも登場しています。
私も実際に利用しましたが、結果は「要治療」。しかしその後、クリニックで専門医に診てもらったところ「正常範囲内で治療は不要」と言われました。
体験から感じたことは、アプリ診断は参考程度にとどめるべきだということです。
便利ではあるものの、正確な判断はやはり専門医の診察が必要です。
「0歳からの頭のクリニック」での検査体験
私たちが検査を受けたのは、表参道にある「0歳からの頭のかたちクリニック」です。
初回無料の仕組み
かかりつけの「わだファミリークリニック」で予防接種を受けた際、頭の形に不安があると伝えたところ、提携クリニックの紹介を受け、初回無料券を利用できました。
看護師さんとドクターの対応
- 看護師さんが丁寧に写真や3Dスキャンを撮影
- ドクターからは「数値的に問題なし」との説明
- 気になる点も相談でき、頭以外の育児のことまで話しやすい雰囲気
営業目的で無理に勧めない
印象的だったのは、「不要なものは不要」とはっきり伝えてくれたことです。「商売としては勧めることもできるけど、不安が強い場合以外は不要。予防目的で希望するなら止めないが、今の状態では必要なし」と言っていただき、とても安心しました。
我が家の結論:治療は不要だった
結果として、娘は治療不要という診断でした。アプリでは「治療推奨」とされたにもかかわらず、実際は「正常範囲」。このギャップから学んだのは、正しい判断は専門医の診察にあるということです。

これから検討する人へのアドバイス
- アプリ診断はあくまで参考。必ず専門医の診察を受ける
- 無料で受けられるクリニック紹介制度を活用する
- 治療は費用も時間もかかるため、必要かどうかを冷静に判断する
- 「不要」と診断されても、それはむしろ安心材料と考えてよい
まとめ
赤ちゃんの頭の形は、多くの親が気にするテーマですが、必ずしもヘルメット治療が必要とは限りません。我が家のように「アプリでは推奨 → クリニックでは不要」というケースもあります。もし同じように不安を感じている方がいれば、まずは専門クリニックで正確な診断を受けることをおすすめします。そして、必要ないと言われた場合は、安心して日々の育児に集中できると思います。
しかし「左右差がはっきり」「向き癖が強く片側ばかり」「月齢が進んでも改善が実感できない」「家族や健診で指摘があった」──こうした場合は、生後3〜6か月の間に一度、専門クリニックで客観評価を受けるのがおすすめです。
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